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WORKS

実績紹介

地域活性

伊豆半島ジオパーク 南伊豆町ジオツアー造成研修支援事業「ジオの旅 南伊豆」

観光交流による地域のスモールビジネス事業者への波及効果を高めるため、認定ジオガイドの方々を対象に、ジオ関連資源を活用したツアープログラムの造成研修を実施しました。

(室伏 / 研修プログラム組成・運営支援)

プロジェクト概要

伊豆半島ジオパークを構成する南伊豆町は、認定ジオガイドの方々を中心に、世界的にも貴重な地形・地質や自然環境に育まれた地域の産業と文化を活用した持続可能な地域づくりに取り組んでいます。
弊社は南伊豆町役場からの請負で、南伊豆町と周辺地域のジオツアーを1泊2日以上のプログラム展開とするため、ジオガイドの方々を対象に、マーケティングやツアーコーディネート、プログラム運営の実践研修(モニターツアー開催)を実施しました。

成果

      • ツアーコンセプト・ロゴ・コピーの制作
      • 2回の個人客向け、1回のアウトドア用品販売店のイベント担当者向けモニターツアーの開催
      • マーケティング戦略の策定

 

事業内容

本業務は、弊社の事業ドメインの一つである地域活性の中でも、重要施策の一つである着地型の観光振興の一環として実施したものです。以下では、具体的な活動プロセスをご紹介します。

ジオパークは難しい?コアなファンに学ぶ「面白さを発見する」視点の学習

伊豆半島ジオパークの魅力は、以下のような奇岩で構成される絶景/珍景系の風景を楽しむことが知られています。(解説:https://izugeopark.org/geosites/onohama/

このジオパークは、JR東日本の「大人の休日俱楽部」の撮影地になったことで有名になりました。

今回の取組みは、この盛り上がりを一過性のものとするのでなく、またジオツアーが専門的な観光ではなく、多くの方が愉しめるアクティビティであることを広める、という趣旨で実施するものでした。そこで先ず、「路上観察」という手法で街中の面白いものを発見することに長けたグループにご協力をお願いし、特定領域に関心を持つ人が地域資源のどこに面白味を見つけるのか、その視点を学ぶ研修会を、首都圏会場での事前説明会と、南伊豆と下田の現地フィールド訪問、という2部構成で実施しました。

 

住んでいる人が感じる町の誇りを伝えるツアーを展開する

研修会では、地域の方々が何気なく置いている軒先のサザエの貝殻や、歴史的建造物の窓枠の意匠の文化的な意味について学ぶなど、路上の宝の数々が発掘されました。また、そうした視点で地域を見直すことにより、「限界集落」にある独特の楽しみや、漁業集落の日常の作業にこそ価値があることに気づき、それらをテーマとしたモニターツアーを開催しました。

これらの活動を通じて、南伊豆町のジオツアーが届ける価値とは、「独自な自然環境に対応して地域の人々が築いてきた独特な技術やその中で生き抜いてきた歴史や文化を知ることができること」であることが地域関係者の間に共有され、本事業で策定したジオの旅 南伊豆の“風土と営みに、会いに行く。”の実践が続くこととなりました。

今後、ダイナミックな地形・地質環境の下で展開される地域の方々の様々な活動を楽しむアクティビティがツアー化されます。弊社も地域の方々との協働で、ツアー開催に引き続き関与していきたいと思っています。
どうぞ、「ジオの旅 南伊豆」のFBページにご注目下さい。

〔関連サイト〕
南伊豆ビジターセンター

着地型旅行商品の開発や、持続的な地域づくりに関してのご相談などがございましたら、下記「お問い合わせ」ページよりお気軽にご連絡ください。
https://www.combrains.co.jp/inquiries/

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